定年退官自衛官、車屋さんに就職 (117弾目)

車内をきれいにする「美装」のはなし

 今日はちゃんとした車屋さんらしい話題にしないといけない日。下取り車とかオークションで仕入れた車は必ず外装の磨き、内装の「美装」をします。外装は大きな損傷があれば修理・交換。それ以外は洗車→鉄粉取り→ポリッシャーによる磨き→仕上げ(INAZUMAなどのコーティング)で、内装は強力エアブロー、なんでも吸い込む強力掃除機、特殊洗剤を使った汚れとり、スチームクリーナーでの洗浄などできるところはすべてきれいにします。

 車屋さんに就職して衝撃的だったのはエアブローです。大型コンプレッサーで圧縮された空気がエアブロアガンで放出されます。エアブロアガンは放出口にプラスチックの棒が内蔵されており、それが空気圧で回転することで振動を発生させます。その振動でフロアマットなどに詰まったゴミ、小石などが浮き出できます。これはさすがにご家庭で用意するには困難な装備ですね。業務用掃除機は1万くらで売ってますが、それだけでは車屋さんレベルの美装はできないということがわかりました。

 車から出てくる物で多いものは・・・

1 タバコの吸い殻

2 マックの干からびたポテト

3 昆虫のご遺体

4 レシート

5 元カノのヘアピンと髪留めゴム

・・・です。

 なので、美装するときは特殊洗剤の付随効果で除菌も行います。次の方が気持ちよく乗って頂くようにできることは全部やる。それがグローライズの車。ほかの車屋さんと比べてください。

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