定年退官自衛官、車屋さんに就職 (126弾目)

パワーの向こう側

 6月16日金曜日。フロントガラス交換の作業を見ることができた。飛び石が原因でビシーっと亀裂の入ったフロントガラスを新品に交換する作業。そもそもフロントガラスってどうやってついてんの。接着剤だってさ。特殊なやつね。割れたガラスを外すときもその接着剤を特殊工具で「切る」感じ。

 交換作業はクラリスのフィルムを貼ってくれた職人さん2人。よく知ってる人で凄腕の職人さん。会社名とは顔出しNGらしいので今回は秘匿。たくさん動画、写真を撮ったけど使えずざんねん。

  フロントガラスを接着しているネッチリした接着剤を切るときもすごい技術が必要に見えた。「工具を差し込んだらね、あとは力業だよ。」と言いながらぐんぐん接着剤を切っていく。「でもねパワーの向こう側に技術があるんだよ」と師匠が言う。師匠というのは、いつも格言的なことを教えてくれるので勝手に「師匠」と呼称している。パワーの向こう側って、、、、しばらく笑ったあとに聞いてみると、力以外に必要な工具の使用角度、車体やコンソールにキズを付けないための技、二人で作業するときの呼吸など職人として必要な魂の部分のようだ。始終感心しっぱなしだった。

 たまに自分で交換し、失敗して依頼に来る人がいるらしい。見ててわかったのだけど、職人に任せるべきだ。その道のプロとして、自信とプライドを持った仕事に安心感がある。ガラスの飛び石でキズが大きかったら、また、どうなのか判断できない場合はグローライズへ。リペアですむ場合もあるで。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!